Alex Arnout presents Black Logic - The Illusions EP
LABEL: Hard TimesHard Timesは、Alex Arnoutと彼のBLACK LOGICプロジェクトを再び迎え入れる。彼らは最近の'Pull Up' EPに続き、今度はグループとしての2作目となる新曲集、The Illusions EPをリリースする。
ウェスト・ヨークシャー出身のアールヌートは、幼少期をハード・タイムズのダンスフロアで過ごし、後に自身の作品に影響を与えるビートと雰囲気を吸収した。彼とレーベルとの旅は、マイケル・ウォトフォードのクラシック曲「Love Change Over」とスティーブ・シルク・ハーレイの最新ヒット曲「All I Need」のリミックスを依頼されたことで再燃した。そして今、彼は本当に特別な作品で帰ってきた。
「Black Logicはパンデミックから生まれたんです」とアルヌートは言う。「ドラムマシンやシンセから離れて、90年代のジャズやディープハウスのサウンドをサンプリングすることに回帰したかったんです。Bugs in the Attic、Jazzanova、Ernest Saint Laurentといったアーティストからインスピレーションを得ました。」
当初はソロプロジェクトとして始まったものが、やがて共同作業へと発展した。ベーシスト兼ギタリストのアラン・リッグス(元デルタ5のメンバー)がセッションに参加し、作品に温かみとグルーヴをもたらした。ボーカリストのテンポ・オニール、アンソニー・ベックフォード、マリアナ・オルショ、ソフィー・バーカーがそれぞれ個性的な声を加え、完成度の高い作品へと仕上げた。
4曲収録のEP『The Illusions』は、ブラック・ロジックの豊かで、ライブ感あふれる世界へと我々をさらに深く誘い込む。タイトル曲では、テンポ・オニールのボーカルとグルーヴィーで低音の効いたベースラインが組み合わされ、一方「Dusty」はブラシドラムと幽玄的なローズの音色が漂い、サックスの旋律が煙のようにミックスに絡みつく。「Chasing Daze」は、アナログシンセのきらめきとテンポのベルベットのような声が織りなす、ヘッドノッグなグルーヴとアストラルな浮遊感の間に位置するトラックだ。
幕が下りる前に演奏される「ディスコ・ダウン」は、ハモンドオルガン、フルート、ギター、ボンゴ、そして管楽器が喜びで満ちた会話を繰り広げる、陽気なアンサンブルだ。