RELEASE
Beard In Dust - Uの音楽
LABEL: Tunes DeliveryScruniversalのサブレーベル、Tunes Deliveryが、モスクワ・シーンのベテラン、レオニード・リペリスをBeard In Dust名義で3枚目の作品に迎え入れる。この作品は、ダンスミュージックの歴史における様々な時代からインスピレーションを得ている。冒頭曲「Music of the U」は、サンプリングされたベルのストロークや、S'Expressや初期のColdcutのハウスミュージックにも違和感なく合うようなビートが特徴で、明らかに80年代後半の雰囲気を漂わせている。「The Armenian Break」と「City of Love」はさらに遡り、70年代の女性ボーカル主体のディスコ作品を彷彿とさせ、後者にはバレアリックな要素が加わっている。「Abstractish P」は穏やかなアルペジオを中心に、レイヴのホイッスルや、展開していくにつれてねじれたギターの音色が加わり、独特の雰囲気を醸し出している。そして、クロージングトラック「RoRyaRe」は、ExCel時代の808 Stateを彷彿とさせるビーパー音で始まり、その後、よりプログレッシブなヘッドノッキングなテリトリーへと移行し、独特のシンセプレイが特徴となっている。