クレオ・ソル - ローズ・イン・ザ・ダーク

10年以上前にキャリアをスタートさせたクレオソウル（Cleo Sol）ことクレオテトラ・ニコリッチ（Cleopatra Nikolic）は、国際的なディープハウス・コミュニティにおいて、いわばフリーランスのシンガーとして活動していた。だが今、ビートメーカーのインフロ（Inflo）の協力を得て、彼女は静かに素晴らしいソロデビュー作を発表し、真に新鮮で刺激的なソウル・アーティストとしての新たな姿を見せている。圧倒的なオープニング曲「One Love」の重層的なアカペラボーカルと深くジャジーなグルーヴから始まるこのアルバムでは、彼女はジャズ、ネオソウル、R&Bを巧みに融合させた、ぼんやりとしたバックトラックの上に、心からの、そして思慮深い歌詞を素晴らしい歌声で表現している。彼女が間違いなく主役だが、インフロのミニマルで、部分的にアコースティックで、全体的にソフトフォーカスなプロデュースも高く評価されるに値する。