RELEASE
FAFF - A Few Good Days EP (限定200枚)
LABEL: Phantasy Soundロンドンのクィア・エレクトロニック・アンダーグラウンドで輝きを放つ、多作なデュオFAFFが、幻覚的な陶酔感を帯びた首都のレイヴ・シーン(過去と現在)を反映した3曲を収録したEP「A Few Good Days」でPhantasyにデビュー。
ピークタイムのクラブでのカタルシスと、黄金時代のIDMやエレクトロの感情的な実験性を同等に引き継ぎ、これらのレコーディングは、Draimollen、Field Maneuvers、Body Movementsなどのフェスティバルを魅了してきた、このデュオの多様なDJセットとアンビエントなライブワークを融合させている。
タイトル曲である「A Few Good Days」は、催眠術的なパーカッション、刹那的なボーカルの陶酔感、そして断片的なブレイクを融合させ、レイヴ後の余韻を瞬時に呼び起こす。その彷徨いながらも魅力的なアレンジは、ワン・ダヴ、セイバーズ・オブ・パラダイス、あるいはウィリアム・オービットといった先駆的なアーティストの美学をさりげなく呼び起こし、アップデートしている。
テンポは『Tracy's Night Out』で急上昇する。FAFFのスタジオでの腕前を存分に発揮した、ピークタイム向けの楽曲だ。合唱的なテクノ・ドラマと、どんな立派なサウンドシステムでも破壊するように設計された、恥知らずに跳ねるベースラインを融合させている。汗とストロボから抜け出して、目をぱちぱちさせながら家路につく『Tracy's Daydream』は、繊細で質感豊かな心地よさで、このEPをあっという間に終わらせてしまう。純粋なアナログの夢想に優しく漂うのだ。