ジョバンニ・ダミコ - LAx5 / ラウド・アンド・クリア

A面は、コールアンドレスポンスのチャントとブレイクビーツを完備した、ファンクでサイケデリックなディスコ・ストンプ・ナンバーで、楽しさを最大限に表現している。見過ごされがちなKid Kreoleのガレージ・ダブ・カットを想像してみてほしい。B面は、アナログパーカッション、ヴィンテージシンセ、そして彼自身のギターとベースを用いた、クラシックなイタロディスコへの新鮮なアプローチだ。この時点で、南イタリアのジョヴァンニ・ダミコは、名誉シカゴ市民と言えるだろう。シカゴに行ったことはないと思うが、シカゴのあらゆる方面で確固たる地位を築いているのは確かだ。ダミコとシカゴのStar Creatureとのコラボレーションは、過去10年間の大部分に渡り、その間に2枚のLP、2枚のEP、数枚の7インチ、そして2020年のStar Creature Vibesレーベルのコンピレーションへの参加など、多くのヴァイナルリリースを重ねている。さらに、20枚以上の12インチ、そしてMCDE、Lumberjacks in HellからKalakuta Soul、Bordelllo A Parigi、彼自身のWhite Rabbit Recordingsなど、様々なレーベルで12枚以上の作品を発表している。トラック感のあるイタロ・アーリー・ドラムマシン、バン・ザ・ボックスタイプのプロトハウス・エレクトロソウルを完璧に融合させ、世界中のインフルエンサーから得た冒険的で野心的なビートとメロディーの組み合わせ、エレクトロニック楽器とアコースティック楽器のミックスにより、ダンスミュージックにおいて最もフルボディでユニークな楽曲を生み出している。それらの楽曲は、どれも完成度が高く、進化し続け、真に独特なものだ。