ハーマン・ケリー&ライフ - パーカッション・エクスポージョン!
LABEL: Mr Bongo『Percussion Explosion!』は、ドラマー、パーカッショニスト、プロデューサー、アレンジャーであるハーマン・ケリーと、マイアミ出身の彼のパーカッション主体のディスコ・ファンク・グループ「Life」(アーロン・マッカーシー、オリバー・ウェル、ジョン・デモニカ、ミシェル・コルドーザ、トラビス・ビッグスが参加)による作品である。このアルバムは、偉大な作品となるべくして生まれたディスコ、ファンク、そしてラテンの影響を受けた楽曲のコレクションを収録している。そのグルーヴの中に、BボーイとBガールのアリアである「Dance To The Drummer's Beat」が収められており、今や伝説的なブレイクを収録している。Whosampledをざっと見てみると、125曲以上の楽曲でサンプリングされていることがわかる。これには、1985年の画期的な作品「Lesson 3 (History Of Hip Hop Mix)」でDouble Dee & Steinskiが使用したものに加え、DJ Shadow、NWA、Masters At Work、Run DMC、そしてヒップホップ、ダンス、ポップミュージックの重鎮たちが多数含まれる。1978年にリリースされたこのアルバムは、Alston RecordsとElectric Catという2つの異なるレーベルから発売された。各レーベルは「Dance To The Drummer's Beat」の異なるバージョンをプレスしており、前者は4:12のバージョン、後者は異なる構成で、冒頭に観客のノイズとオーバーダブされたパーカッションが入った5:09のより長いバージョンとなっている。このMr Bongoのリイシューでは、後に名高い「Ultimate Breaks & Beats」コンピレーションにも収録されたAlston Records版の定番4:12バージョンを選んだ。さらに混乱を招くことに、Alston版のジャケット裏面にはトラックの長さが5:09と記載されているが、センターレーベルには正しく4:12と記載されている。大絶賛された「Dance To The Drummer's Beat」以外にも、このアルバムには、パーカッション主体のソウル・ステッパー「Share Your Love」、美しいラテン調の「A Refreshing Love」、パーティー・ディスコ・ファンク・グルーバー「Who's The Funky DJ?」など、他にも素晴らしい見過ごされてきた楽曲が収録されている。この素晴らしく刺激的なレコードは、ヒップホップの歴史において重要な作品であり、あらゆるコレクションに加える価値がある。