アイス (ラファイエット・アフロロック・バンド) - ディスコ・フランケンシュタイン
LABEL: Strutパリのファンク界の無名の地下から、長らく行方不明だったハロウィンの聖杯、アイス(別名ラファイエット・アフロ・ロック・バンド)の「ディスコ・フランケンシュタイン」が蘇る。元々はコンピレーションとしてリリースされた、ホラー・ディスコの奇妙な作品を集めたアルバムだが、収録曲は70年代半ばから後半にかけてのグループの遊び心のある実験的な作品であり、誤解を招くようなタイトルで謎に包まれている。
このアルバムは、元々マイナーなサイドプロジェクトや海外盤に散らばっていた、歪んだグルーヴの宝庫を掘り起こしたもので、Strutによって血に染まったヴィニール盤で復活し、2025年のハロウィン限定で発売される。
元々は1976年に日本限定でリリースされたコンピレーションで、ラファイエット・アフロ・ロック・バンドが数々の仮名(スイート・エクソシスト、キャプテン・ダックス、ホット・ブラッド、クリスピィ・アンド・コーなど)で参加していた。この作品はプロデューサーのピエール・ジョベールによって企画され、バンドリーダーのフランク・エイベルと、フンクの達人であるラファイエット・アフロ・ロック・バンド(数多くのサンプリングで知られる『Soul Makossa』と『Malik』のアルバムを手掛けたグループ)によって率いられた。
『Disco Frankenstein』は、バンドが最も創造性を発揮した作品だ。ワウワウギター、轟音のようなアフロビートのリズム、そして不気味なシンセを重ね合わせ、ファンクとホラー・ディスコの黄金が融合した、グルーヴィな煮込み料理のようなサウンドを作り出している。「Dr. Beezar (Soul Frankenstein)」、「Disco Vampire」、「Zeke the Zombie」、「Igor's Reggae」といった楽曲は、ハロウィンのノベルティとダンスフロアの火炎との境界線を曖昧にし、ファンクを盛り上げる方法を知っていたスタジオの魔法使いたちが、真剣な姿勢で作り上げたものだ。
Strut Recordsによって復活し、The Carveryによってリマスターされたこのコンピレーションは、ついにその価値に見合う豪華な仕上がりとなる。2025年のハロウィンに間に合うように、限定数の血痕入りビニールレコードとしてプレスされる。