RELEASE
キース・ハドソン&ソウル・シンジケート - Nuh Skin Up
LABEL: Week-End Recordsキース・ハドソンの『Nuh Skin Up Dub』は、重厚で深みのあるダブ・アルバムであり、このジャンル史上最も強力な作品の一つとして位置づけられている。1979年リリースされたこの音の傑作は、ハドソンの特徴である暗く、ほとんど神秘的なプロデュース・スタイルを体現しており、重厚なベースライン、エコーに満ちたドラム、そして幽霊のような断片的なボーカルが、催眠術にかかったような霧の中に渦巻いている。当時の洗練され、アクセスしやすいダブ・レコードとは異なり、『Nuh Skin Up Dub』は生々しく、フィルタリングされておらず、実験的で、リズムと空間の限界を押し広げている。「Nuh Skin Up」や「Felt We Felt the Strain」のようなトラックは、不気味で、ほとんど脅威的なエネルギーで脈打っており、ハドソンのリバーブとディレイの巧みな使用は、同時に広大で閉所恐怖症的なサウンドスケープを作り出している。しばしば「レゲエの暗黒王子」と呼ばれるハドソンは、深く瞑想的で、同時に不安感を抱かせる音楽を作り出す並外れた能力を持っており、『Nuh Skin Up Dub』はその天才の好例である。何度も聴き込むことで報われるレコードであり、毎回新しい音のディテール、隠されたテクスチャ、そしてダブの魔術が明らかになる。重厚で雰囲気のあるダブのファンにとって、『Nuh Skin Up Dub』は必聴の作品であり、レゲエ史において最も先見性のある人物の一人としてのキース・ハドソンの地位を確立する画期的な録音である。