リンダ・ミラダ - Qué largo es el verano
LABEL: Lovemonk12年ぶりのリリースとなる 2枚のアルバムと2枚のEP(Nite Jewel、Simple Symmetry、Secret Circuit、The Phenomenal Handclap Bandによるリミックス収録)を発表してきたLinda Miradaが、North Satelliteとのコラボレーション、そしてプロデュースとミックスを手掛けた新アルバム「Qué largo es el verano」をリリース。 ダーシャン・ジェスラーニ、バート・ダベンポート、ダニエル・コラス。
リンダ・ミラダのニューアルバムは数年前、予期せぬスタートを切った。「イタリア語でシングルをレコーディングするわ」。アナとレーベルとの会話から飛び出した言葉だった。今日に至るまで、その計画はまだ実行されていないが、いつ何が起こるかわからない。その過程で、12年ぶりのリンダ・ミラダのレコード「Qué largo es el verano」が完成した。イタリア語の曲は収録されていないが、南ヨーロッパの80年代初期のポップス精神を、まさにイタロディスコの片鱗を織り交ぜて体現している。
フルアルバムをレコーディングするというアイデアは、ダニエル・コラス(ザ・フェノメナル・ハンドクラップ・バンド)との会話から生まれ、予期せぬ扉を開いた。音楽的な好みが共通しているという話から始まった交流が、アナの中に、これまで棚上げにしていた多くのアイデアを再び取り上げる必要性を呼び覚ましたのだ。作曲とレコーディングのめまぐるしさから、楽曲制作の喜びへと移行していった:スタジオでの時間、必要なコラボレーター、旋律と出会うにつれて成長していく物語…すべては直感、豊かな混沌、その過程で出会った人たちとの共感、そしていくつかの偶然によって導かれた。
その結果、親密な享楽主義と穏やかな憂愁の間を自然に揺れ動く、センセーショナルな楽曲の集大成が完成した。80年代の最も洗練されたサウンド、初期エレクトロポップの率直さ、地中海ポップの影響、そしてディスコのスパイスが感じられる。ノスタルジーや陳腐な表現に陥ることなく、新鮮な視点でまとめられている。
「Qué largo es el verano」は、喜びと愛情を込めて作られたポップアルバムです。リンダ・ミラダのインスピレーションを、独自の輝きを放つ楽曲へと昇華させています。この7曲は、音楽を日常空間として捉える、非常に個人的な方法論を凝縮したものです。プロデュースが中心ではなく、それぞれの音符と選ばれたサウンドに多くの意図が込められています。このアルバムは、リンダ・ミラダを、あまり踏み込まれていないが絶対に必要不可欠な領域、繊細さと優雅さを兼ね備えたバレアリック・ポップの最前線へと連れ戻します。