プリンス・ジャミー - カミカゼ・ダブ

プリンス・ジャミーの「Kamikaze Dub」は、ダブミュージック愛好家にとって間違いなく最も愛されているアルバムの一つであり、自尊心を持つレコードコレクターなら誰でも持っているべき一枚だ。昼夜問わず、季節を問わず聴けるアルバムで、飽きることがなく、実に素晴らしい経年変化を遂げ、常に驚きと刺激を与えてくれる。オリジナルマスターテープから限定LPとして、JAMDUNGよりKUDOS独占販売で再リリースされ、手頃な価格で再び入手可能だが、お早めに！ジャマイカのダブミュージックは、70年代半ばにキング・タビーという創造的な天才の指導の下で初めて登場した。70年代後半までに、彼のトップ協力者であったサイエンティストとプリンス・ジャミーの2人は独立することを決意し、実際にそうした。ジャミーのレコードが先にリリースされたため、「Kamikaze Dub」(1979)は、ダブミュージックのレベルを大きく引き上げたアルバムとしてしばしば言及される。リリース後、多くのジャマイカのプロデューサーが、ジャミーがこれらのほぼ完璧なトラックで表現した、同じ渦巻くサイケデリックなミニマルサウンドを作り出そうと目指した。このアルバムのミュージシャンシップもまた素晴らしく、スライ＆ロビー（ドラムス＆ベース）、オーガスタス・パブロ（キーボード）、デッドリー・ヘッドリー・ベネットとボビー・エリス（ホーン）など、他のダブスターも参加している。