RELEASE
Roman Flügel - Cooking The Books EP
LABEL: Phonica Recordsフランクフルトの伝説的プロデューサー、ローマン・フリューゲルが「Cooking The Books EP」でPhonica Recordsに復帰。彼の独特なレフトフィールド・テクノを収録した、4曲入りEPだ。
ローマンは、このリリースに独特の不穏な雰囲気を与えるタイトル曲「Cooking The Books」で、そのトーンを決定づける。軽快で、チリチリと鳴るパーカッションと、深く脈打つベースラインが特徴だ。「Sensitive Contacts」のずるずるとした、ずれたメロディーは、このリリースが持つ暗く、希薄な雰囲気を引き継ぎ、裏面収録の「Shameless」は、EPのダンスフロアでのクライマックスを提供しながらも、その陰鬱で不吉なテーマを維持している。最後に、壮麗で内省的なフィナーレ「Flowers」で、雲が晴れ、緊張が解ける。