 
          状況 - 音声プロクセミクス
LABEL: SituationismMr MulattoとFrank Situation率いるSituation collectiveが、待望のニューアルバム『Audio Proxemics』で帰ってきた。9曲の贅沢なトラックで、ジャズを思わせるディープハウスからソウルフルなニューディスコまで、幅広いサウンドを表現。Javonntte、Faze ActionのRobin Leeなど、豪華ゲストも参加。Situationは、イギリスのストロードの5つの谷から集まったDJ、プロデューサー、エディター、ミュージシャンからなるコレクティブ。彼らは電子音楽に深いルーツを持ち、独自のイベントの開催、フリーパーティーの開催、ディープハウスからテックまで様々な音楽のリリース(複数の別名義で)、そして2014年からのSituationism Records設立と、Ashley Beedle、Greg Wilson、Dr. Packerなど、洗練されたサウンドのアーティストの擁立など、多くのレベルでシーンに深く関わってきた。この完成度の高いニューアルバムは2年間の制作期間を経て完成し、南アフリカのボーカリストVenessa Jacksonがイギリスツアー中にレコーディングした3曲からスタートした。Venessaの甘美な歌声に加え、世界中のボーカリストが参加し、Situationの中心メンバーであるJames Payne、Phil aka Dr Keys、Jon Gray aka BitterSuiteがベース、アレンジ、プロデュース、ギターを担当。ジャズからファンクまでを網羅した、時代を超越した一枚。真の音楽性と際立ったインストゥルメンタルスキルが各トラックを輝かせている。「Bullit」では、アンダーグラウンドで人気のJavonntteが、フルートが織りなす陽光あふれるハウスサウンドに、深くスモーキーなトーンを加えており、「Never Taken A Weekend Off」は、輝くシンセリードと、クラシックなブリットファンクを彷彿とさせるボーカルフックが特徴の、豊かなブロークンビートサウンドだ。「Mrs Donovan」は、クラブで映えるサウンドで、ダスティなハウスドラムの上で輝くキーボードが踊り、「Fairy Godmother」は、Faze ActionのRobin Leeによる鮮やかなストリングスと、気楽でクールなアシッドジャズボーカルが特徴の、ディスコハウスの素晴らしい一枚。さらに、「Over & Over」は、心地よいコード、オーガニックなパーカッション、そして人生肯定的なホーンが織りなす素敵な楽曲、「Rodborough Groove」は、ヒップスイングするドラムと、サックスとシンセの表現力豊かな掛け合いが特徴の上昇志向なトラックなど、明るい日差しと夏の夜にぴったりのアルバムとなっている。