RELEASE
スパイス - スパイスを添えて
LABEL: Sonic Wax1970年代前半から中盤にかけてレコード業界で蔓延していたでっち上げの税金詐欺のために、本来受けるべき評価を得られなかった、素晴らしい自立型のソウルミュージック・コレクティブ。スパイスというグループと、彼らの1976年のLP「Let There Be Spice」は、メンバー自身がリリースされたことさえほぼ30年後まで知らなかったほど、忘れ去られていた。インターネットに詳しい高齢の母親の鋭い耳と、その後スパイスのリーダーであるリチャード・ブラウン・ジュニアへのインタビューのおかげで、このほとんど忘れ去られていたバンドが誰で、何が起こって、なぜそうなのかという全貌がついに明らかになった。ビジネス面で何が起こったとしても、このアルバムの録音に繋がった音楽の質を曖昧にしてはならない。演奏は完璧で、音楽性は最高レベルであり、今となっては、オリジナル曲は時代をはるかに先取りしていたと言える。レアソウルミュージック愛好家にとって特別なご褒美として、この長らく失われたLPは、この限定リリースのために新たにリマスターされ、新品の黒ビニールにプレスされた。