Tuccillo - First Summer EP
LABEL: Kaoz TheoryイタリアのTuccilloが7月、Kaoz Theoryから「First Summer」EPでカムバック。再び、ミニマルでグルーヴ主導のハウスミュージックに対する彼独自の素晴らしい解釈を披露する。90年代にデビューし、今もなお高い人気を誇るTuccilloは、レコードとDJの両方で高く評価されており、彼の名前は、Visionquest、20/20 Vision、Free-range、自身のHouse Of Tucci、そしてもちろんKerri ChandlerのKaoz Theoryなど多くの名門レーベルでリリースされた、荒々しくグルーヴィーでダンスフロアに最適なトラックとイコールだ。彼はHolic TraxのボスであるTomoki TamuraとのDoubletデュオとしても活動しており、その他多くのサウンドプロジェクトにも参加している。オープニングトラック「First Summer」は、Tuccillo独特のスタイルを完璧に体現しており、震えるようなスタブ・シーケンス、弾むようなベース・トーン、刻まれたヴォーカル・カット、そして生々しくリダクションされたリズムの上に、膨らんだベース・グルーヴが特徴だ。「One More」は次に登場し、荒々しく反響するダブ・コード、エフェメラルなパッド・テクスチャー、そして濁ったベース・スウェルが、飽和したスイング・ドラム・グルーヴの周りを優しく漂う、ダブ・ハウスの世界に深く浸っている。「People For The People」は次に登場し、フィルターのかかったファンクのリック、蛇行するベースライン、ジャズ風のキーボードを備えたオーガニックなパーカッションを敷き詰める。そして「Gotta Be Free」がリリースを締めくくり、震えるようなアシッド・テイストのベース・ヒット、震えるようなシンセ・メロディー、シャープなドラム、そしてプロセッシングされたヴォーカル・チャントの融合によって、よりミニマルな美学へと回帰する。