ユナイテッド・フリーダム・コレクティブ - ブライト・パターンズ

ロビー・レッドウェイとサイケデリック研究者であるマチュー・セイヤーブ、ワイフン・ツァンによって設立された、英国を拠点とする「ユナイテッド・フリーダム・コレクティブ」は、ジョーダン・ステファンズ、ファレ・ニオケ、エリザ・シャダッド、ラブディ、ウィリアム・リース、フェイスソウルなど、アーティストたちのネットワークへと成長した。当初はサイケデリックセラピーセッション、オンラインヨガ、ブレスワークチャンネルを中心に構想されたが、マリブ・ステートの「ダマ・ダマ」レーベルからリリースされた4枚のEPで音楽的な範囲は拡大し、そして今回、マルチ・カルティでのデビュー作へと繋がっている。今回はロビーがプロデュースと全5曲のボーカルを担当し、様々な影響とスタイルを提示している。リードシングル「Between Memories」は、エクスタシーダンスの要素と、感動的なボーカルピアノハウスを融合させ、フルートをデトロイトストリングスと組み合わせ、壮大な、手を高く上げて踊りたくなるような効果を生み出している。タイトル曲「Bright Patterns」は、ジャングル、ジェイ・ポール、ジャミロクワイのギャップを埋めるもので、ファンクなフィルタード・ディスコハウスとエレクトロクラッシュを、サイドチェインされたポップなボーカルフックで融合させたものだ。「El Yo」は、サイケデリックヒーリングとスピリチュアルバイパスの危険性について、落ち着いた反省を込めた、クールでリラックスしたグルーヴだ。「Higher Drums」は、トランペット、アフロ・ラテンパーカッション、フルートの華麗な演奏でダンスフロアを再び盛り上げる。「Moonshine」は、アマルピアーノの影響を受けた、高揚感のあるポスト・デザートハウスバラードだ。彼らの言葉によれば、「鳥、木、仏教、ヨガ、無頭瞑想、ユング心理学、禅、中国の植物療法、先住民文化、アマゾンとサイケデリック文化、イカロソス、そして世界のヒーリングの伝統」に影響を受けており、アフロインスパイアードジャズから中国民謡、サイケロックからダブ、ダンスミュージックまで、幅広い音楽を擁し、西欧音楽の伝統の枠を超えたコラボレーションを展開する、野心的で包括的なレーベルだ。Clash Magazineは彼らのサウンドを「色と可能性で輝く聴覚的なモザイク」と評しており、プロデュースの洗練さとアレンジの正確さは、マルチ・カルティの型破りな試みとは一線を画しているように見えるが、サイケデリックな理想主義とグローバルなつながりは、このレーベルの開放的な精神と自然に合致している。KEXP、BBC6 Music（ラヴァーン、レイヴンクロフト、チャールズ、ネモネ、レッツ）、Jazz FM、Worldwide FM（ジル・ピーターソン）など、既に多くのラジオでサポートされており、Dalston Curve GardeとThe Waiting Roomでソールドアウトしたライブ公演に加え、ロンドンのIslington Assembly Hallでマリブ・ステートのカムバック公演のサポートも行い、コレクティブの未来は非常に明るい。