Various - ライブラリー・アーカイブ Vol.2
LABEL: ATA Recordsリーズのガレージで蒸留されたKPM、DeWolfe & I Marc 4のスピリットが、再びやってくる。
DeWolfe、Cavendish、Burton、そしてどこにでもいるKPMといったレーベルが放つ、ファンクで雰囲気があり、印象的で、時にはとんでもなく奇妙な作品群は、常にATA Recordsの指針となるインスピレーションであり、The Sorcerersの不気味なサウンドトラック作品、The Yorkshire Film & Television Orchestraのビッグバンドのブラスセクション、そしてThe Lewis Expressのソウル・ジャズ('Theme From The Watcher')などにもその影響が見られる。
ATA Recordsのチームが、自ら「ライブラリー」という欲求を満たすのは当然の成り行きだった。そして昨年、「The Library Archive Vol. 1」が誕生した。ATAスタジオにある、まるでアラジンが住む洞窟のようなヴィンテージ録音機器の宝庫で、数回にわたるセッションで録音されたこのアルバムには、レーベルの主力ミュージシャンたちが多数参加しており、彼らはThe Sorcerers、Work Money Death、The Lewis Expressといったバンドでも活躍している。
ライブラリー音楽愛好家のショーン・リー(「なんてこった、これは素晴らしい!ATAは本当にクラシックなブリティッシュ・ライブラリー・サウンドを叩き潰している。10点満点中10点!」)や、ブリティッシュ・ライブラリー・ミュージックのドンであるアラン・ホークショウ自身からの称賛を集めた「The Library Archive Vol. 1」は非常に好評を博し、続編は避けられないものとなった。2020年の秋に録音された「The Library Archive Vol. 2」は、依然としてヨーロッパのライブラリー音楽の黄金時代を明確に視野に置きつつも、今回はイタリアのクァルテット、I Marc 4の奇妙なオルガン作品に重点が置かれている。
オープニングトラック「The Glass Eye」は、緊迫感のあるベースリフ、雰囲気的なパーカッション、そして心に響くオルガンメロディーで幕を開ける。「Mosey Rambler」は、より穏やかな雰囲気へと移行し、「Windie Man」は70年代初期のスポーツハイライトリールや学生のハッシュパーティーのサウンドトラックを彷彿とさせる。「Ice Cool」は、バーバラ・ムーアの空想的な作品を思わせるボーカル要素を導入し、「Cleared For Launch」は上空へと打ち上がり、「Swamp Cat」はジョニー・ホークスワースの「Roobarb」のテーマソングを彷彿とさせながら、A面を締めくくる。
B面は、まず強烈なナンバー「Fight Or Fuzz」で幕を開け、その後、アダムズ・ファミリー風の「Mysterious Manor」へと落ち着いていく。狂騒的なオルガンとボンゴの「Push & Go」は、リーガンとカーター刑事たちがイーストエンドの悪党を追いかける際にぴったりと合うだろうし、「Sensed Presence」は、この世のものとは思えない脅威感をもたらす。「The Actuator」が動きを加速させ、LPの最後を飾る「Going Galactic」が私たちを母艦へと連れ戻す。
各トラックは、本物へのこだわりと「The Library Archive Vol. 1」で見せたのと同じ細部への注意を払って、愛情を込めて丁寧に制作されました。インスピレーションの源となった音楽と同じ楽器や機材、そして同じ手法を用いて録音されています。
ライブラリー・アーカイブは、このレーベルにとって愛情を込めた取り組みであり、今後もさらに多くの巻が計画されている。