ヴァリアス - レゾナンス：インビジブル・インクの魂から生まれたサイケデリック・サウンド10年

Invisible Incの10周年記念祝賀会の第2弾が、大盛況だった第1弾に続き、ついに開催されました。
 
ファースト・フェーズがレーベルの作品の中でもダブ・スタイル、エレクトロニック、アンビエントな側面を重視していたのに対し、セカンド・ボリュームはレーベルの「サイケ」的な側面により傾倒しており、「Resonance: Ten Years of Psychedelic Sounds From The Soul Of Invisible Inc」というタイトルがまさにその趣旨を的確に表している。
 
このレーベルが10年間活動してきた中で一貫して見られる傾向として、新曲や限定曲をリリースするだけでなく、デジタル配信のみで世に出た既存曲をヴァイナルでリリースするという姿勢がある。このコンピレーションも例外ではない。Anna vs June、E Ruscha V、Banda Magnética、Exotic Gardens、Kanotによる限定新曲に加え、CoyoteによるSordid Sound Systemのリミックス、そしてHenaとFuturumによる、当初はあまり注目されなかったものの、世界に広く知られるに値する2曲が、今回初めてヴァイナルで収録されている。