ウィリアム・デヴォーン - 自分が得たものに感謝しましょう

1970年代初頭、ウィリアム・デヴォーンは歌手と政府職員の掛け持ちをしていた。彼は「A Cadillac Don't Come Easy」という曲を書き、それが後に1972年に「Be Thankful for What You Got」として書き直された。フィラデルフィアのシグマ・サウンド・スタジオで録音されたこのセッションには、MFSBグループの才能あるメンバーたちが多数参加した。この曲は最終的にチェルシー・レコードの子会社であるロクスベリー・レコードからリリースされ、1974年春のリリース時には約200万枚を売り上げ、全米ビルボードR&Bチャートで1位、ビルボード・ホット100で4位を獲得した。この曲はイギリスでも2度チャート入りし、シングルチャートで31位（1974年）と44位（1980年）にピークを記録した。カーティス・メイフィールドの影響を受けたサウンドと歌詞は、シンプルで励みになる内容で多くの人々の心に響き、世界中の音楽愛好家にとって不朽のソウルフルでディスコなヒット曲となっている。今回、全く新しい12インチスリーブで、そして美しい「Blood Is Thicker Than Water」をB面として収録して再発。