ロベルト・ムッシ - 沈黙の塔
LABEL: Music From Memory1974年から1985年にかけて音楽を学ぶためにアジアとアフリカを広範囲に旅したロベルトは、旅の途中で多くのフィールドレコーディングを行い、多くの楽器を収集しました。そして、イタリアに戻ってから、それらをシンセサイザーや電子機器と組み合わせました。大きなヒントです!
Music From Memory が 2016 年の最後から 2 番目のリリースで戻ってきました。今回はイタリアの作曲家でありミュージシャンでもある Roberto Musci の作品を集めたコンピレーションです。故郷のミラノでギターとサックスを学んでいた Musci は、非西洋音楽に強い関心を抱き、1974 年から 1985 年にかけてインド、アジア、アフリカを旅しました。この旅を何度も繰り返した結果、Roberto はそれぞれの国独自のリズム、音階、音楽の制作と演奏へのアプローチの世界に深く浸かるようになりました。この旅の期間中、Roberto は多くのフィールド レコーディングを行い、多くの伝統的および土着の楽器を収集して研究し、後にイタリアに戻ってからシンセサイザーや電子機器と組み合わせました。
ロベルト・ムッシは、それらの土地の歴史や文化に深く関わる音楽や音の個人的な記録と、最先端のサウンドテクノロジーを使った彼自身の探求や実験を組み合わせ、その音楽を通じて非常にユニークで、時には完全に神秘的な空間を作り上げ、そこで古代と現代が新しい音楽言語へと進化していきました。
1980 年代から 1990 年代にかけて、ロベルトは自身の音楽を作るだけでなく、イタリアのラジオ局 Rai や Radio Popolare などで実験音楽や土着音楽のラジオ番組を定期的に放送していました。芸術に深く関わっていた彼は、映画やテレビのサウンドトラックだけでなく、演劇、ダンス、パフォーマンス アートの音楽も数多く作曲し、演奏していました。
「Tower of Silence」は、1984年のLoa of Musicセッションから最近の作品まで、ロベルト・ムッシのソロレコーディングから素材を集めた2枚組LPです。また、ジョヴァンニ・ヴェノーザとのコラボレーション作品も多数収録されており、その多くは共演・共作で、1987年にイギリスでグラミー賞にノミネートされたアルバム「Water Messages On Desert Sand」からの素材も含まれています。ユニークで、時に強烈に魅惑的な音楽の世界「Tower of Silence」は、ユニークで先見の明のあるアーティストの作品への入門となります。