
さまざまな - WaJazz: Japanese Jazz Spectacle Vol I
LABEL: HMVUniversounds、HMV Record Shop、180g がタッグを組んで特別なリリースをお届けします。激しいハードバップからフリージャズ、内省的なサックスソロから大規模なビッグバンドサウンドまで、日本のジャズのエキスパートとして知られる小川雄介が、日本コロムビアの蔵書から選んだ「和ジャズ」ミュージックの必須 14 曲をお届けします。稲垣次郎、村岡実、鈴木博、山本鳳山、カウント・バッファロー、猪又健など、多数のアーティストが参加しています。
「日本のジャズは、何十年もの間、世界中の音楽愛好家に認められ、賞賛されてきました。このトレンドの起源は、1990年代に隆盛を極めたレアグルーヴムーブメントに遡りますが、現在深く広く人気があるのは、2000年代半ば以降、日本人が日本のジャズを再評価し始めたことと関係があるようです。現地では「和ジャズ」(「和」は日本だけでなく、1926年から1989年の昭和天皇の時代も意味します)と呼ばれています。2000年代初頭から、DJ中心の視点から離れ、より深い理解でジャズを楽しもうという傾向が高まっています。今日では、日本でジャズが発展してきた背景やルーツへの関心が高まり、日本のジャズ全体が独自のジャンルとして考えられるようになりました。
もちろん、ひとくちに「和ジャズ」と言っても、実に多種多様なスタイルがあります。しかし、日本のミュージシャンが演奏すると、そこに日本独特の何かが流れ、ある種の相乗効果を生み出します。それはメロディーだったり、リズムだったり、もっと深いところ、言い表せない揺らめきのようなものかもしれません。このコレクションに収録された14曲から、その魅力や秘密が少しでも見えてきたら嬉しいですね。」(小川雄介)
小川裕介は、2001 年より東京で Universounds 店を経営しており、ジャズ、中古、レア、コレクター レコードを専門に扱っています。また、再発盤スーパーバイザー、レーベル マネージャー、DJ、音楽ライターとしても活躍しています。音楽に関する幅広い知識、細部へのこだわり、アーカイブ スキルで知られる小川は、250 を超える再発盤やコンピレーションに携わっており、その中には高く評価されている Deep Jazz Reality や Project Re: Vinyl シリーズも含まれています。また、Wa-Jazz Disc Guide や Independent Black Jazz of America の共著者でもあります。