アレックス・プッドゥ - 職業:レポーター
LABEL: Al Denteイタリア生まれでデンマークを拠点とするミュージシャン、アレックス・プッドゥが最新アルバム『Deliria』をリリースしたのは、つい1年も前のことだ。このアルバムは、エロティックなディスコ、ソウルフルなグルーヴ、そして70年代後半から80年代前半のイタリアン・ポップスにインスパイアされたエレクトロニカを魅力的に融合させたもので、BBC 6、NTS、KCRW、そしてスペインの全国放送局Radio 3など、世界中で幅広くラジオでオンエアされた。
しかし、その後まもなく、精力的なグルーヴの伝道者であるプッドゥは新たな音楽的冒険のために再びローマへ旅立ち、伝説的なイタリア人作曲家ピエロ・ウミリアーニのレコーディングスタジオであるザ・サウンド・ワークショップへ直行。そこで彼は、最新の音楽作品である『Professione Reporter』に収録されている10曲の新曲をレコーディングした。このアルバムは、彼自身がイタリア語で歌った、ファンクでソウルフルな、大人向けのディスコ・ポップ・アルバムだ。
『Professione Reporter』は、不可解な状況で夫を亡くした裕福な未亡人女性たちを追いかけ、ストーキングする写真記者の物語を描いている。その魅力と富に惹かれた主人公は、ギゴロへと変貌し、これらの金持ちの「お砂糖ママ」たちに献身的な恋人となり、甘い生活の奴隷となる。さらには、亡くなった夫の遺産を確保するための彼女たちの犯罪計画に加担するまでになる。
アレックス・プッドゥは、磨きをかけられた耳に心地よいグルーヴの数々で、再び成功を収めた。それは、愛欲、富、そして欺瞞の網に巻き込まれた私立探偵の魅惑的な物語を語り、これまでの歴史の中で最も享楽的な10年を舞台に、サテンのシーツ、シャンパン、そして薄暗い光のイメージを呼び起こす。