デミアン・ラザラス - マジカル・リミックス (パートI)
LABEL: Crosstown Rebels今年初めに5枚目のスタジオアルバム『Magickal』をリリースしたダミアン・ラザラスは、このプロジェクトの進化に新たな章を刻む『Magickal Remixed (Part I)』を発表した。2部構成のシリーズの第1弾となるこの作品には、ハリー・ロメロ、ジョナサン・カスパール、THEMBA、Mëstizaによる大胆なリミックスが収録されており、高い評価を得ているアルバムからの選りすぐりの楽曲を4つの新鮮な解釈で聴かせてくれる。
このパッケージは、カナダの巨匠マシュー・ジョンソンをフィーチャーした、もともと内省的な楽曲だった「RU Dreaming?」の、ハリー・ロメロによる「Raw Dog」リミックスで幕を開ける。ニューヨークで人気の高いロメロは、低音の圧力を高め、リズムの重みを増し、オリジナルの夢のようなトーンに、生々しいトリバルのエネルギーと重量感のあるスイングをもたらしている。次に、ラザルスとTEED、A-Trakのコラボレーションである「Falling Down」のジョナサン・カスパによる「Sunrise Remix」が続く。上昇するパッドと広がるメロディーフレーズを通して輝かしい陶酔感を表現し、オリジナルの感情的な強さを引き継ぎながら、それを完全な日の出の超越の瞬間へと変貌させている。
B面では、THEMBAがDamian LazarusとJem Cookeの「Searchin'」を大胆にリミックスした楽曲を収録。
THEMBAによるリミックスは、その基盤の上に構築され、広大でアフリカ風のクラブサウンドへと発展し、催眠的なパーカッション、深くグルーヴィーなリズム、そして感情を高め、トラックを新たな深夜空間へと押し上げる繊細な雰囲気の変化を重ねている。リリースを締めくくるのは、スペインのデュオMëstiza。彼らはCrosstownのボスとのコラボレーション曲である「La Hija De Juan Simón」をリインタープリットして再登場する。フラメンコにインスパイアされたトラックのルーツをさらに掘り下げ、手打ちのパーカッション、心に残るボーカルのフリル、そして濃密な雰囲気を、催眠的でゆっくりと燃え上がるグルーヴに重ね、彼らにしかできないスタイルでフォークロアと未来主義を融合させている。