RELEASE
鈴木宏昌 - ハイフライング
LABEL: Nippon Columbia鈴木宏昌はジャズのみならず、映画、テレビ、CMなど日本の音楽界で幅広く活躍する作曲家・編曲家・キーボーディスト。 1960年代後半から1970年代半ばにかけて、時代の第一線で活躍した日野皓正、石川晶、稲垣次郎らの作品に深く関わり、その手腕を発揮した。常に時代の一歩先を行く革新性は、1976年録音の『ハイ・フライング』でその最終成果として発揮されました。ポスト・ジャズ・ロック/フュージョン前夜ともいえる本作の音楽性は、究極のクロスオーバー・サウンドだ。コルゲンの緻密なアレンジによって研ぎ澄まされたグルーヴは爆発力とスピード感に溢れ、聴く者を一気にノックダウンする。プロデューサー稲垣次郎氏が「当時の理想的なサウンド」と称した傑作。今こそこのアルバムの瑞々しさと激しさを存分に味わってほしい。 text by 小川祐介(UNIVERSOUND/DEEP JAZZ REALITY)