Terje Rypdal - Bleak House Vinyl - Vinyl Record
RELEASE

テルジェ・リプダール - 荒涼の館

LABEL:   Free Flow Archive

ARTISTS: Terje Rypdal
RELEASE DATE: 2025-05-02
CATALOGUE NUMBER: FFA7005
FORMAT: 12インチビニール
STYLE: ジャズ・ファンク・アヴァンギャルド再発盤

ノルウェーのギターレジェンド、テルジェ・リプダルの1968年のデビューアルバムは、1960年代後半のジャズ界における重要な作品であり、サイケデリックロックからより複雑で自由なジャズ要素の融合へと移行する過程を体現している。ヤン・ガルバレクといった伝説的ミュージシャンとの共演を果たしたこのアルバムで、リプダルは革新的な才能を披露している。1968年にオスロで3回にわたるセッションで録音された『Bleak House』は、サイケデリックグループ「ザ・ドリーム」からの脱退を意味し、リプダルが新たな音楽の領域へと進出したことを示している。彼はその後、ECMレーベルから数々の作品を発表し、ヨーロッパジャズ界で最も認知されたインストルメンタリストの一人となる。彼の作品は、未来のツンドラを思わせる、激しく印象的なギターサウンドで満ちている。当時21歳だったリプダルは、すでに信じられないほど成熟し、滑らかで洗練された音楽を作り出していた。60年代の雰囲気を確かに捉えているものの、現代でも楽しめる作品だ。元々ポリドールからリリースされたこのアルバムは、軽やかなラテンとブルースの影響に加え、巧みに作られながらも魅惑的に自由なビッグバンドアレンジが特徴だ。『Bleak House』の再発盤は、多くのことを語ってくれる。歴史的に見ると、ジャズロックから独自の先鋭派/フリージャズのハイブリッドへのヨーロッパにおける移行の橋渡しとなる作品だ。キャリアの初期段階においても、リプダルがポスト・ボップ、フュージョン、そして先鋭派の要素をまとまりのあるアルバムに統合する能力は、想像力の素晴らしい偉業だった。「ウィンター・セレナーデ」のような曲で、心地よく不協和的な旋律を織りなしたり、より内省的な曲では、この世のものとは思えない悲しみを呼び起こしたりするなど、リプダルは常に大胆な作曲家であり続けている。『Bleak House』は時代を超越した重要な録音であり、この180gのヴァージンビニールフォーマットで聴くことができるのは喜ばしい。現代ジャズの進化に興味のある人にとって必聴の作品だ。

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