Various - 賛美詩集 第10巻

ご注意ください！あなたは、Tramp Records 125枚目（125枚目！）のアルバムを手に取っているのです！この素晴らしい記念すべき節目を、「Praise Poems」シリーズ第10弾で祝えることを光栄に思います。今回も、1970年代と80年代のジャズ、フォーク、AORの、これまで聴いたことのない領域を探求する旅に出かけます。「Praise Poems Vol.10」は、1970年から1984年の間にリリースされた、16曲の（ほぼ）忘れられたレアグルーヴの宝石を収録しています。数々のハイライトの中でも、冒頭曲であるColor Me Bluの「Fields of Laughter」は特筆に値します。これは元々アセテート盤でしかリリースされず、世界で2枚しか存在しないと言われているものです。しかし、それ以上に多くの発見があります。この最新のボリュームでは、AOR（Whiz Kids、Ross Miller、そしてHarve & Chareeの未発表曲）から、サンタナ風のラテンロック（Color Me Blue、Tribal Sinfonia、Apple）、ソウルジャズ（Ernie Lewis Trio、Joe Bozzi Quintet、オランダのサックス奏者Frits Kaatee）まで、幅広いジャンルが収録されています。最後に、George Melvinとそのクインテットによる素晴らしい「It's Good Not To Forget」が際立っています。これは、キャッチーなメロディーの可能性を秘めた、Ramsey Lewis風の、夢見がちで思索的なインストゥルメンタル作品です。コンピレーションシリーズが10枚目を迎えることは稀です。そして、もしそうであっても、曲の質はシリーズの増加とは逆の方向に、つまり低下していることがよくあります。しかし「Praise Poems Vol. 10」は、制作者たちが素晴らしい方法でそれを証明しています。彼らは、元々a)ミュージシャン自身によってごく少数の枚数でプレスされたか、b)小規模な地域レーベルによってリリースされた曲を見つけました。ミュージシャンもこれらの小規模レーベルも、アルバムやシングルをプロフェッショナルにマーケティングするための知識や予算を持っていなかったことは理解できます。そのため、ほとんどのバンドは、大舞台に立つ可能性は確かにあったにもかかわらず、大勢の聴衆にリーチすることはできませんでした。「Praise Poems 10 - A journey into soulful jazz and funk from the 1970s」は、これらのほぼ50年前の宝物を新しい聴衆に届けるものです。お気に入りの曲を見つけることを楽しんでいただければ幸いです。そして、私たちはさらに多くのリリースを楽しみにしています！